H17 第2回NatMeeting

第3回専門知識勉強会 雅楽の神髄に触れる!!

日時 2005年6月21日(火)午後7時から午後9時
場所 高岡市青年の家 能舞台
出演 富山県神社庁雅楽部の皆さん
参加費 無料
予定演目
  1. 平調音取(ひょうじょうのねとり)
  2. 越殿楽(えてんらく)
  3. 陪 臚(ばいろ)
  4. 君が代
  5. ふるさと

 

内容紹介

富山県神社庁雅楽部とは

富山県内の神社に勤める神職(神主:かんぬし)たちで構成された楽部です。
日本の古典音楽である雅楽の伝統を守るとともに、未来を担う青少年達に伝統文化の素晴らしさを伝えていくことをめざして日々練習に励んでおります。県内の様々な施設や学校への訪問演奏会を行っており、今後更なる演奏活動の拡大を進めていくところです。
「雅楽」って何? 「雅楽」は、平安時代中期である十世紀ごろ、中国や朝鮮半島から伝来した音楽に、わが國古来の音楽が融合した宮廷音楽です。雅楽には歌中心のもの、舞が中心のもの(舞楽(ぶがく))、合奏だけのもの(管絃(かんげん))の3種類があり本日の演奏は「管絃」です。千年以上前の音楽が今日もその形を当時のままに残している例は世界的にも珍しく、歴史的価値のある古典音楽のひとつといえます。「雅楽」は西洋音楽とは異なる高い芸術性を備えた様式、楽器、和声などにより世界的芸術として発展する可能性を持っています。

 

曲目紹介
平調音取
(ひょうじょうのねとり)
音取(ねとり)は、楽器の音程を整えるための短い前奏曲です。演奏は各楽器の音頭(おんど)(主奏者)によって奏されます。
越殿楽
(えてんらく)
神社の祭典、神前結婚式などでよく演奏される曲で、雅楽の中でもっとも有名な曲です。民謡の「黒田節」はこの曲を原型として作られたと言われています。
陪臚
(ばいろ)
聖徳太子が物部守屋(もののべのもりや)の軍に勝利したときに、出陣の際にこの曲を奏したという言い伝えが残されています。
八幡太郎義家は出陣のたびに演奏し、七回繰り返したときに舎毛音(しゃもうのこえ)」があれば戦いに勝つ、という縁起をかつぐ曲であったという記述が残っています。
君が代 万葉集などに歌われた和歌をもとに、宮内庁の雅楽師である林 広守が作曲し、ドイツ人フランツ・エッケルトが編曲しました。明治13年、初めて明治天皇の御前にて演奏されました。雅楽師が作曲したので雅楽的な旋律であることに気づいていただけるでしょう。
ふるさと 岡野貞一が文部省唱歌として作曲しました。作詞は高野辰之で、この二人による曲は「春の小川」「春が来た」「もみじ」など数多くあります。この曲は我が国のふるさとを素直に歌にした名曲といえましょう。


楽器紹介

打楽器 《うちもの》

鞨鼓(かっこ) 
筒状の両面に皮を当てた、小型の太鼓です。台に載せ木製のばちで両面を打ちます。演奏のテンポを決定する楽器として、合奏ではリーダーの役割を果します。
鞨鼓(かっこ) 
釣太鼓(つりだいこ)
釣太鼓は室内の管弦に用います。片面だけを木製の太いばちで打ち演奏します。太鼓の模様は、宮廷音楽である雅楽にふさわしく美しい図柄が描かれています。
釣太鼓(つりだいこ)
鉦鼓(しょうこ)
金属製のお皿の形をした凹面を、二本のばちで少しずらすように打ちます。通常太鼓に付随して打たれる事が多く、太鼓のテンポよりやや遅れて打たれます。
鉦鼓(しょうこ)

管楽器 《ふきもの》

篳篥(ひちりき)
表面に七つの穴、裏面に二つの穴のある管に、蘆で作った舌(ダブルリード)を挿し込んで吹くたて笛です。演奏前には舌をお茶につけ、乾燥によって閉じたリードを暖め、水分によって開かせ使用します。雅楽の主要旋律楽器として用いられます。
篳篥(ひちりき)
横笛(おうてき)
龍笛(りゅうてき)とも呼ばれる竹製の横笛です。
旋律楽器で、「音取」などを除く一般的な唐楽曲では、すべてこの龍笛の音頭(主奏者)の独奏で始まります。他に高麗笛・神楽笛などがあります。
横笛(おうてき)
笙(しょう)
十七本の竹管が輪の形に並べられた姿が特徴的です。
演奏時には火鉢を脇に置き、あぶる事により楽器の内部を乾燥させ、鳴りを良くして演奏します。主に和音を奏で、演奏に厚みをもたせます。
笙(しょう)

資料提供:富山県神社庁雅楽部

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